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10年物の中華エンジンをリフレッシュ

10年前に知人が購入した中華エンジン。
車両を変え巡り巡ってウチにやってきました。

最新のメーカー製125㏄にはかなわないものの、レトロ車両には十分な性能です。



このエンジンはセル無し125㏄で、今では珍しい一次クラッチ仕様です。

メーカー不明の1P54エンジンで、当時はコピーエンジンのコピー?なんて思っていましたが、当たりが良かったのかエンジン自体は本当に調子良くて、10年間トラブル無く使えています。

とはいえ、ニュートラルが入りにくいとか、クラッチが切れにくく、そのくせ滑り気味だとかの中華特有の不具合は抱えたままです。

購入当時は中華エンジンの部品やメンテナンスがよく分かりませんでしたが、今は中華エンジンもメジャーなエンジンになり、ネットでは先人の知恵があふれていますw

今回使うにあたって、不具合の解消とリフレッシュを兼ね消耗部品を交換していきます。

まずは、クラッチです。
125㏄に一次クラッチ仕様はそもそも容量不足ですが、少しでも容量アップしようということで、手元にあった3枚ディスクのクラッチに交換しました。

ドライブギアはオイルポンプとの兼ね合いで元の部品を使いました。
完全なるコピーゆえか、普通にポン付けOK(笑)

元の中華エンジンは2枚ディスク仕様でした。



オイルポンプのギアに少々不安がありますが、当然予備はないので異音がしたら考えたいと思います。
GPX125のオイルポンプに似てますが、付けられるかな?


オイルフィルターは破れるというか元々大丈夫やった?ぐらい網がありません。
もちろんホンダ製に交換。


クラッチを外したついでに、ギアのニュートラルが入りやすいようシフトドラムのストッパーを削って調整しました。
エンジンをかけていないので何とも言えませんが、すんなり入るようになったと思います。



遠心みたいですが、リターン式なんです(笑)

クラッチカバーはモンキー用に交換。
見た目は純正そっくりになりました。
これでカブなどのステップが取り付けられます。



次に、カムチェーンのプッシュロッドを交換です。
中華エンジンはプッシュロッド先端のゴムが壊れやすいとのことで、ホンダ製に交換です。
分解すると案の定、ゴムが引っかかって出てきません( ;∀;)
仕方なくジェネレーターを取り外してみると、中で2つに割れていました。


ギリギリセーフです!
用意したホンダ純正品は問題なく装着でき、またまたコピー技術の凄さにびっくりです(笑)
プッシュロッドのボルト、オイルのドレンボルトもホンダ製に交換しました。気分的なものですが( ;∀;)


組みあがった後は早速試走です。
クラッチ交換前は、峠の上り坂でアクセルを開けるとクラッチが滑っていましたが、交換後は3枚ディスクの効果もあってトップギアのまま負荷をかけても普通に走っています。
またまた、苦労の割に普通の走り(笑)

ニュートラルはエンジン始動中に全く入らなかったのが、コツを掴めば入れられるぐらいにはなり、信号待ちも多少楽になりました。

炎天下で負荷を掛けた走りでしたが、案外油温は安定していました。80℃ぐらい。



このエンジンを古いバイクに組むと、オイルクーラーすらないノーマルエンジンっぽい見た目なのに、ウィリーしそうなパワー感が潜んでいて個人的には好みの仕様に仕上がります(笑)


10年前のコピーエンジンですが、これからも現役でガンガン使っていきたいと思います。


Battery Man バッテリーマン/バッテリー BM4L-BS(YT4L-BS 互換)(液入充電済み)
Battery Man バッテリーマン/バッテリー BM4L-BS(YT4L-BS 互換)(液入充電済み) BJ

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