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ジャイロX18番 その11

焼き付きという事態に遭遇し、ドノーマルエンジンなのに熱対策をしつつ修理を進めていきます(;^ω^) 
具体的には、後期Xのシリンダーヘッドとクーリングファン、排気ポートがやや大きい社外STDシリンダー+社外ピストン、そしてメインジェットの増量です。

物理的な冷却性能、掃気向上による温度上昇の抑制、そしてガソリンによるピストンの冷却。
これで高回転、高負荷時でも、今までより高い冷却効果が期待できると思います。・・・が、ドノーマル50㏄にそこまでやる必要あるのか疑問ですが( ;∀;)

さて、順番に作業を進めていきます。
まずは、吸気側の調整とメンテナンスです。
キャブのメインジェットを中期X標準の72番から75番に変更。
元々プラグ(6番)の焼け色がキツネ~白っぽい感じでしたので、少し濃くして様子を見ます。
バラシついでに、リードバルブのチェック。
キャブ~インマニのガスケット類も交換しました。

お次はUPSのスタンダードシリンダーキットの組み込みをします。

別途マフラーのスタッドボルトとピストンベアリングが必要です。
 
出典:UPS

アマゾンの質問欄では純正同等の精度とのことでしたが、ポン付けできるのか検証です。

まずはピストンから。
ピストン本体にバリ等は無くて、そのまま組んでも問題なさそうです。
ピストンリングは2本でエキスパンダーはありません。

2本のピストンリングに特別な表示はないので、厚みを計測してみると1.0㎜と1.1㎜でした。
手で縮めてみると、若干硬さがちがうような。
思い込みや計測ミスの可能性もありますが、とりあえず薄い(やわらかめ)と思う方をトップリングにしました。


ピストンリングは合口の形状で決まった向きにしか装着できないので、表裏は気にしなくてもよかったです。

続いてシリンダーです。
排気系統が拡大されています。

上方向と横方向に広げているようです。
ポートそのものは、純正と変わらない感じです。


シリンダー内の仕上げは良いと思います。

そのまま組み付けてもいけそうな感じです。
ただ、今回はポートとスカートをほんのちょっとだけ100均ミニダイヤモンドヤスリで面取りしました。
指でなぞって、滑らかに感じる程度です。
気持ちの問題ですねw

組付けはそんなに苦労はしませんでしたが、ピストンピンが渋くて、最終ラスペネでなんとか定位置へ。。次外す時に摩耗していたら抜きやすいですが。

ちなみに、ピストンベアリングですが、ピストン組み込み時に見えないですが、ちゃんとズレないようにピストンの内側でホールドされているので心配ありません。(外したピストンで確認)



シリンダーを仮固定してガスケットの位置をだし、クランキングして軽く回るよう微調整しました。
ヘッドを取り付ける際に最終的に確認します。

ここまでの感想。
ポン付けはできそうだと思いますが、微調整はした方がいいかもです。(個体差があると思いますので)

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